ことわざ「猿も木から落ちる」
こんにちは!るるなです。今回は、動物がかくれていることわざ「猿も木から落ちる」について語ってみます。世界のことわざはあまり知らないのですが、日本には動物が入っていることわざが多いですよね。
「猿も木から落ちる」の本来の意味
「猿も木から落ちる」っていうことわざは、どんな達人であっても、時には失敗することがあるという意味です。
猿が木から落ちるなんて珍しいことですよね。猿は木に登るのがとっても得意で、普段は器用に木の上を飛び回っているんです。でも、たまにはうっかり失敗して、木から落ちてしまうこともあるんですよ。
例えば、テナガザル(シロテテナガザル)っていうターザンみたいに木々を飛び回る運動神経抜群の猿がいるんです。腕の長さはなんと胴体の2倍以上もあるんですよ!その長い腕を使って悠々と木々を飛び回っている姿しか見たことがありませんけど、実は木から落ちてしょっちゅう腕を骨折しているそうなんです。少なくとも2~3割は骨折経験があるらしく。
もちろん自然界には病院なんてないから、もちろん自然治癒させるしかないんですが……。ひょっとして、地面に落ちて捕食されてしまっているだけで、本当はもっとたくさん骨折したテナガザルがいたのでは?と思います。
日本だったら、日本固有のサルは「ニホンザル」だけなんですけど、きっとニホンザルも同じような失敗をして、それをたまたま誰かに見られていたんじゃないでしょうか。そこからこのことわざが生まれたのかもしれませんね。
失敗に対してもっと寛容になろう!
「猿も木から落ちる」ということわざは、どんなに達人でもミスを犯すことがあるんだっていうことを、優しく諭してくれる言葉なんです。
例えば、最近はニュースとかSNSとかで、ちょっとした不手際やミスで大炎上してしまうような気がするんです。確かに反省はするべきですが、はたしてそこまで追い詰めてしまってもいいのかな?と不安な気持ちになります。人間そんなに完璧である必要はないはずなんですよね。
どんなに優れた人でもミスをすることはあります。完璧な生き物なんていないんだよということを、「猿も木から落ちる」は教えてくれている気がします。
人生は失敗も含めて楽しむべきだし、完璧を求めすぎずに、ゆるく自分を受け入れていくことが大切だって思うんです。自分や他人の失敗に対して寛容になれると、プレッシャーが減って人間関係はきっとうまくいくし、ポジティブなニュースに目が生きやすくなるし、人生がもっと楽しくなるんじゃないかなと思えるんです。
このことわざを胸にとどめておけば、完璧を求めすぎず、気楽に物事に取り組んで、失敗をしてもそれを糧にして次に進めるようになるかもしれませんね。